朝起きられない女性

「朝起きてから頭がボーっとする」
「ふとんから出られない」
「体がおもく朝起きられない・・・」

春はそんなお悩みの方が多いですね。

昔から「春眠暁を覚えず」と言われるように、春はすっきり起きられないことが多いと言われています。

この原因には諸説あり、新生活のストレス、体内時計や自律神経の乱れ、東洋医学的には『肝』のはたらきが弱くなるためとも言われています。

また、夜勤や交代制勤務のある方は、特に体のリズムが崩れやすくなります。
質のよい睡眠を心がけた上で、アロマのリフレッシュ効果で気持ちよく朝を迎えてみませんか?

今回は朝起きられない時にさっと使えるアロマスプレーと、忙しい朝でも数分でできる手浴をご紹介します。

どちらも手軽ですが、精油のナチュラルな香りと、芳香成分の覚醒効果、温浴刺激の相乗効果により、気持ちよく目覚めをサポートするレシピです。

枕元に常備!目覚めを助けるアロマスプレー

「目覚まし時計が鳴っているけれど、眠くて起きるのがつらくてたまらない」

このようなときは脳や自律神経がまだ覚醒モードになっていない状態
つらいですね。

まずは枕元に、こちらのスプレー常備してみては?
朝の起きがけにサッとひと吹き。すぐに使えるアロマスプレーです。

目覚めのときにシュッと一吹きしてみてください。
頭をスッキリさせ、明るく前向きな気持ちにさせてくれる精油の作用と、草原のような清涼感のある香りで気持ちよく目覚めることができます。

ブレンド材料:

  • ペパーミント精油・・・3滴
  • グレープフルーツ精油・・・7滴
  • ラヴィンサラ精油・・・5滴
  • 精製水またはミネラルウォーター・・・45ml
  • 無水エタノール・・・5ml

作り方:

  1. スプレー容器に無水エタノールを入れます。
  2. 精油を入れて精製水を加え、よく混ぜます。

※よく振ってお使いください。
健康な成人の肌に付着しても問題ない濃度ですが、敏感肌の方や小さなお子さまがいる場での使用はお控えください。
常温保存可能です。2週間以内に使い切ってください。(残ったら拭き掃除などにご使用できます。)

いい香りでぽかぽかリフレッシュ!アロマ手浴

「シャキッと目覚めて、集中力を高めたい」
「眠くてやる気がでない・・・」

そんな時は、血液循環を促して温熱刺激も期待できる手浴をオススメします。

手浴とは、洗面器にお湯をはってそこに精油を垂らしよくかき混ぜ、手を沐浴する方法の事です。
手浴はとっても簡単にできるのが魅力的です。

温熱刺激が手の反射区にもはたらきかけるので、心地よいリフレッシュ効果が得られます。
精油は集中力を高め醒を促し、朝の無気力を軽減しながら体温上昇や代謝も促すブレンドです。

眠気でぼんやりした心とからだを優しく目覚めに導いてくれるでしょう。

ブレンド材料:

  • カルダモン・・・1滴
  • グレープフルーツ・・・2滴
  • プチグレン・・・1滴
  • 天然塩(牛乳やはちみつでも可) 小さじ1杯
  • 大きめの洗面器にお湯 (39~41度くらい お好みで)

作り方:

  1. 天然塩に精油を垂らし小さなスプーンなどでよく混ぜる。
  2. 洗面器にお湯を張る 3,1を2に入れ十分かき混ぜる。4,5,6分位を目安に手浴する。

※じゅうぶんかき混ぜてください。やけどに注意してください。

最後に

よい目覚めは、質のよい睡眠が不可欠です。
季節や昼夜の情報をインプットしている体内時計。

その体内時計を調節しているメラトニンは、夜に明るい空間に長くいると分泌されにくくなります。
まずは、夜更かしをしないことが大切です。

また、春は季節が活動的に大きくシフトする時期でもあります。
日照時間が増し、体内時計がくるいやすい時期です。

夜に十分な睡眠をとっても、朝にすっきり目覚められないときはぜひ、アロマのウェイクアップ・ケアをお試しくださいね。

みなさんがワクワク楽しい春の日々を過ごせますように。

<注意事項>
高血圧、てんかん、妊娠・授乳中、お子さまには注意が必要な精油が含まれています。
手浴は可能ですが、精油を使用しないでください。高血圧の方は低めの温度でお試しください。

その他アレルギーや敏感肌、既往歴などによって使用が適さない場合もあります。
ご確認の上お試しください。
手浴の際、敏感肌や傷のある皮膚の方は精油の刺激でピリピリする場合があります。

この記事を書いた人

アロマナーシングサロン&JAA認定加盟校 はなうた主宰 小規模多機能型居宅介護 看護師。『アロマでゆるりと予防医学』というコンセプトのもと、介護アロマセラピーやアロマを使った予防ケアの普及活動に勤めている。