ヨーロッパでは、古くから民間療法で用いられ親しまれているローマンカモミール。
白くて小さな可愛い花を咲かせます。
カモミールは大きく分けて2種類、”ジャーマンカモミール”と”ローマンカモミール”があります。
ハーブティーとしてよく飲まれるのは”ジャーマンカモミール”ですが、リラックスを目的とした精油には”ローマンカモミール”がよく用いられます。
ローマンカモミールは甘いリンゴのようなフルーティーな香りで、心地よい眠りに導く助けをしてくれます。
また、作用がとても穏やかなので、使用する方の年齢層を選びません。
カモミール・ローマンの精油はこんな時にオススメ!
- 高ぶっている心を穏やかにしたい時
- ストレスやショックで心が病んでいる時
- 頭痛や生理痛、筋肉痛などの痛みを感じる時
高ぶる気持ちをコントロール!子供のかんしゃくにも
ローマンカモミールの精油は作用がやさしいため、子供やシニアにも使えます。
ですので、寝つきが悪くかんしゃくを起こしてしまう小さなお子様や、落ち着きのない時には、カモミールローマンの甘いフルーティーな香りでリラックスさせるのに役立ちます。
ストレスや精神的ショックをやさしく癒してくれる
ローマンカモミールには心を鎮めて穏やかにさせる鎮静作用があるため、ストレスからくる不眠や精神的なショックを受けた時にもオススメです。
欧米では心理カウンセリングの治療薬としても用いられています。
痛みを緩和してくれる鎮痛作用
頭痛や腹痛、月経痛などの痛みを緩和してくれる働きもあります。筋肉痛などにも使用できますので、ローマンカモミールでマッサージオイルを作っておくと心も体もリラックスできて便利です。
カモミール・ローマンの効果効能
ローマンカモミールの主な作用と効果効能です。
- ストレス、リラックス、緊張、不安、不眠、うつ状態、興奮
- 肩こり、腰痛、頭痛、筋肉痛、消化不良、花粉症
- 火傷、ニキビ、虫刺され、アレルギー
- 鎮静、鎮痛、抗炎症、鎮痙(抗けいれん作用)、抗アレルギー
- アンゼリカ酸ナインアミルメタクリエイト、アンゼリカ酸イソアミル、アンゼリカ酸メチルアリル
- 妊娠初期、キク科アレルギーの人は避ける。向精神薬、鎮静剤、睡眠薬との併用は注意!
調香アロマブレンド・ノート
ノート ミドル フローラル系の香り
相性のよい精油
イランイラン、シダーウッド、ジャスミン、ネロリ、サイプレス、ラベンダー、ローズ
使い方メモ
限度量は4%、ローマンカモミールに多く含まれる成分”カマメロサイド”(ポリフェノールの一種)には、アンチエイジング、抗糖化作用があると期待されている。→ハーブティーとして飲むのがオススメ。
ブレンドレシピ
ルームスプレーに!寝る前にシュッとひとふき
カモミールローマン、ネロリ、ラベンダー合計10〜15滴
無水エタノール 20ml、精製水 10ml
アロマバスでリラックス
カモミールローマン、ネロリ、ゼラニウムお好みで浴槽に入れる
マッサージに
カモミールローマン 12滴、キャリアオイル30ml
生理痛の時に下腹部や腰をマッサージしたり、筋肉痛の時に!