女性をサポートしてくれる縁の下の力持ち、ジャーマンカモミール。
キク科のハーブで一年草であるジャーマンカモミールの歴史はとても古く、ヨーロッパでは様々な方法で用いられてきました。
ギリシャ語で地面のリンゴを意味するカモミール。
確かにローマンカモミールは、フルーティーな香りが特徴的ですが、ジャーマンカモミールの方は香りが異なり、甘美でありながらも薬草のような、ほのかに苦い芯のある香りがします。
ローマンカモミールの精油は心を穏やかにしたい時に使われることが多いですが、ジャーマンカモミールに含まれる成分は、肌のトラブルに効果を発揮しますので体のケアをしたい時によく使われています。
ジャーマンカモミールの精油はこんな方にオススメ!
- 肌のトラブル(かゆみ、湿疹)が気になる
- 生理痛や更年期障害など症状が気になる方
- イライラを鎮めてゆったりしたい時
皮膚のトラブルをやさしい香りが包み込む
ジャーマンカモミールの精油に多く含まれている成分(カマズレン、ビサボロール)は、肌のかゆみや乾燥肌など皮膚のトラブルに効果を発揮すると言われています。
昔から常備薬として用いられていて、湿疹やアトピー性皮膚炎の治療にも使われるそうです!
(参考:ドクターが教える効くアロマセラピー)
女性特有のトラブルに!痛みをやわらげリラックスさせてくれる
学名のMatricariaはラテン語で子宮を意味します。女性ホルモンに似た働きをする成分(セスキテルペンアルコール類)が含まれているため、女性特有の不調、月経痛や更年期などのトラブルにオススメです。
イライラを鎮め心地よい眠りを誘うジャーマンカモミール
ジャーマンカモミールは皮膚のかゆみを抑える働きがあるので、かゆみからくるイライラや不快感をやわらげてくれます。
ジャーマンカモミールの効果効能
ジャーマンカモミールの主な作用と成分です。皮膚のかゆみを抑える抗そう痒の作用が特徴的です。
- ストレス、不眠、興奮を鎮める
- 生理痛、生理不順、更年期、胃の不調、消化不良
- かゆみ、湿疹、乾燥、アトピー性皮膚炎
- 抗そう痒、抗炎症、抗アレルギー、抗ヒスタミン、癒傷・創傷治癒、鎮静
- α-ビサボロール、カマズレン、ファルネセン
- 妊娠初期、キク科アレルギーがある人は避ける
調香アロマブレンド・ノート
ノート ミドル フローラル系の香り
相性のよい精油
イランイラン、ゼラニウム、ベルガモット、ラベンダー、レモン、ローズなどの柑橘系・エキゾチック系と相性がよい。
MEMO
限度量は4%、キク科アレルギーのある人は避ける。
アロマブレンドレシピ
生理痛に
ジャーマンカモミール1滴、クラリセージ1滴、ラベンダー2滴
キャリアオイル20ml
下腹部をやさしくマッサージ
虫刺されに
カモミールジャーマン1滴、ローズマリーカンファー1滴、ペパーミント2滴、ホホバオイル3ml
綿棒をブレンドしたものに浸してぬります。
アトピーに
カモミールジャーマン1滴、ティートリー1滴、真正ラベンダー1滴、ホホバオイル10ml
ティートリーにはウイルスや真菌に対する殺菌作用があります。