最近、気持ちの波が大きく、ふとした瞬間に突然涙が出たり、悲しい気持ちになってしまったり・・・。
なんとなく地に足が着いていないような、そんな経験ありませんか?
その不調の原因はもしかしたら生理前のPMS(生理前症候群)かもしれません。
また生理前になると気持ちの変化だけではなく、眠気や吐き気、体のむくみなどでも辛い思いをしている方も多いのではないでしょうか?
アロマテラピーは香りを使って、リラックスしたり、リフレッシュしたりと毎日の健康維持に彩りと安らぎを与えてくれます。
そこで今回は、生理周期に焦点を当てながら、PMS(生理前症候群)に役立つお守りアロマをご紹介いたします。
PMS(生理前症候群)がおこる原因と時期
まずはPMS(生理前症候群)がおこる原因と時期について簡単に説明します。
あなたは2種類の女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が、生理周期を作り出していることをご存知でしょうか?
そして特にイライラや不調が起こりやすいのは生理前に作り出される「プロエストロゲン(黄体ホルモン)」が多いとき。
これはプロエストロゲン(黄体ホルモン)が感情にかかわる神経伝達物質(セロトニンやドパミン)に作用しているからなんです。
*個人差があります
◇エストロゲン(卵胞ホルモン)
・月経〜排卵までの約2週間で多くなる。
・乳房のふくらみ、髪のつや、肌のハリ→ 女性らしさを作り出す
・お肌の調子がいいねと言われるのは、だいたいこの時期
・ハッピーな気持ちが多い
◇プロゲステロン(黄体ホルモン)
・排卵後〜月経まで(生理前)の約2週間に多くなる。
・PMS(生理前症候群)が起こるのはこの時期
・基礎体温の上昇(0.3〜0.5℃)による火照り
・子宮内膜を厚くし、受精卵を迎える準備をする
・体を休めるサインとして眠気がやってくる
・ブルーな気持ちが多い
黄体ホルモンが多い生理前は心も身体も不安定になりがち。
次はそんな時におすすめのアロマ活用方法をお伝えします!
あなたはどの不調?お守りアロマ4選
PMSの王道、クラリセージ
シソ科の植物。熟したマスカットのようなパウダリーで甘く優しい香り。
アロマセラピスト御用達のクラリセージは、生理痛女性にとって嬉しいサポートをしてくれます。
排卵後〜生理までの約2週間にぜひ試したいエッセンシャルオイルです。
ホホバオイルなどに混ぜて、クレンジングオイルにすると、じんわり香りが広がり幸せな気分に。
さらに蒸気でお肌もっちり、気分も落ち着き一石二鳥ですよ。
*妊娠中や授乳中は使用を避けてください。
生理前の眠気にはペパーミント
シソ科の植物。スーッと爽やかな目覚める香り。
ペパーミントは歯磨き粉やお菓子でもお馴染みですよね。
眠すぎて仕事が捗らない…。
そんな時はハンカチに1,2滴垂らして嗅いでみましょう。
気分もリフレッシュしますよ。
ペパーミントは、胃の不調や花粉症のケアにもオススメの万能なエッセンシャルオイルの一つです。
レモンやティートリー、ローズマリーなどとブレンドすると、爽やかさやシャープさが増し、香りも広がります。
*香りの刺激が強いので、小さなお子様がいる場合は、高濃度での使用は避けてください。
イライラしてしまう時にはティートリー
フトモモ科。ユーカリによく似たスーッとするシャープな香り。
他の人が原因で起こるイライラや、ストレスが溜まってしまった時にオススメです。
マイナスの感情を浄化してくれますよ。
市販のディフューザーやアロマランプなどに垂らして芳香浴を楽しみましょう。
穏やかさを取り戻して、前向きな気持ちにさせてくれますよ。
鼻づまりがある時に、湯船に垂らすと鼻通りもラクに。
生理前のむくみがひどい時にはサイプレス
ヒノキ科。
イトスギという和名をもつサイプレスは、マツに似た感情を落ち着かせる香り。
体内にある余計な水分をデトックスするのを助けるのでむくみにおすすめ。
また、更年期の不調ケアにも役立ち、顔のほてり、のぼせにも◎。
とくに排卵後から月経までの期間に、クラリセージやラベンダーとブレンドすると、気持ちがとても楽になりますよ。
ぜひ、バスソルトなどに混ぜてアロマバスを楽しんでみてはいかがでしょうか?
最後に・・・
気持ちのゆらぎは誰にでもあることです。
しかし多忙のあまり、ココロや体のことを省みない女性が増えているように感じます。
今回お伝えしたのは、生理周期に焦点を当てたお守りアロマでした。
アロマを活用して自分の体を大切にし、不調と向き合っていくことで、少しでも楽になっていただければ嬉しいです。
どうか夏の暑さが厳しい時期も、優しく乗り越えられますように。
◇口に入らないようにご注意ください。
◇万が一、目に入った場合は綺麗な水で洗い流してください。
◇異変があった場合は医師にかかりましょう。