こんにちは!石川県でアロマテラピーの講師を行っている、ヒーリングライフ中川です。

今年の冬は特に寒い日が多いですが、みなさんは寒い時はどのように体を温めていますか?
私はこの時期は『手作りアロマバスソルト』を作って楽しんでいます。

今回は私がおすすめするバスソルトの選び方、ブレンドレシピなどをご紹介します!

バスソルトに使えるおすすめの塩

いろいろな種類の塩

塩といっても、様々な塩が販売されているので、何を選んだらいいかわからない方も多いのではないでしょうか。

まずは、アロマバスソルトに使いやすい3種類の塩についてお伝えします。
一口に塩といっても、それぞれ期待できる効果が違うため、特徴を押さえておきま しょう。

じっくり体の芯まで温まりたい時は天然塩

天然塩に含まれる塩化ナトリウムは、体をしっかりと温めてくれます。
購入する時は食塩ではなく「伯方の塩」などの、天然塩と書かれ販売されているものを選んでください。

スーパーや100円ショップで購入が可能です。私の地元石川県では輪島や珠洲で塩が採取されていて、地域の塩として有名。
地元の塩の使用は地産地消としてもオススメですので、積極的に使用してみてください。

保湿とリラックスにはデッドシーソルト(死海の塩)

デッドシーソルトとは、イスラエルで採取される死海の塩。
ソルトと名前はついています が、塩分よりマグネシウムが多いのが特徴です。
死海のミネラル成分の一つである「臭素」は精神を安定させリラックスさせる効果があるそうで、リラックスしたい時に活用します。
また、多く含まれる塩化マグネシウムにより保湿効果が高いのも特徴です。
生活の木などの基材を販売している会社や、WEBサイトで購入が可能です。

癒しと浄化が必要なときはヒマラヤ岩塩(ピンクソルト)

ヒマラヤ岩塩は、パキスタン・ネパール・チベット・インドから産出される岩塩の総称。 様々な色の塩が産出されていますが、バスソルトとしてはピンクソルトが使いやすいです。
スピリチュアル的には恋愛成就や浄化の効果が期待できると言われており、自然食品店や輸入食材店で購入するよりも、WEBサイトで購入すると手ごろな価格で購入できます。
心が傷ついて疲れたときや、疲れが多く浄化と回復が必要なタイミングで使いましょう。

体調にあわせたアロマバスソルトレシピ

バスソルトは、お好みの塩と精油を混ぜるだけで簡単に完成します。
ここでは、体調にあわせたレシピのご紹介をします。

①のどが辛いときや咳や痰が出るときバスソルト

咳やたんがつらい

呼吸器の痛みを楽にし、免疫力を高めるバスソルト。
天然塩で体をじっくりと温めます。

【レシピ】

  • 天然塩・・・100g
  • ユーカリラディア・・・3滴〜5滴
  • ラベンダー・・・3滴〜5滴

ユーカリラディア
抗菌・抗ウィルス作用があり、去痰作用が期待できます。鼻水や痰を体外に出し、風邪や花粉症の季節に活躍します。

ラベンダー
抗炎症作用や鎮静作用が強いため、炎症が起きている部分の痛みや炎症を鎮めます。

②乾燥した肌に潤いを与えるバスソルト

乾燥した肌

エアコンや冬の乾燥した肌に。
デッドシーソルトの保湿力と精油の力でしっとり肌へ導きます。

【レシピ】

  • デッドシーソルト・・・100g
  • ゼラニウム(or ジャーマンカモミール)・・・3滴〜5滴
  • フランキンセンス・・・3滴〜5滴

ゼラニウム
皮脂バランスを整える精油。むくみやホルモンバランスの乱れによる肌の不調にも。

ジャーマンカモミール
保湿作用に優れ、肌荒れにオススメの精油。女性と子供に優しい精油と呼ばれています。

フランキンセンス
保湿性が高く、肌のくすみを取り除き、透明感をもたらします。

③深く傷ついて癒やされたいときのバスソルト

辛い女性

ヒマラヤ岩塩の浄化力と精油のパワーで、心に栄養を与え、失恋や失敗を乗り越えます。

【レシピ】

  • ピンクソルト・・・100g
  • ジュニパー・・・3滴〜5滴
  • ジャスミンorローズ・・・3滴〜5滴

ジュニパー
浄化の精油。マイナスの感情を溶かし、意志を強くし自信を持たせてくれる香り。

ジャスミン
こっくりと甘い香りが、恐れや不安、悩みを和らげ、感情のバランスをとります。

ローズ
優雅な香りが幸福感を与え、疲れた心を包み込み、女性らしさを取り戻します。

バスソルトにプラスすると、更にしっとり肌になる素材は?

バスソルトと精油に加え、更にうるおいが欲しい時に活用する素材のご紹介です。
アロマバスソルトだけでは物足りない時に、ぜひ試してみてください。

<牛乳>
保湿が必要な時に、50gほど追加で入れると、牛乳に含まれるミルクプロテインの成分で更にしっとりのお肌に。

<はちみつ>
細胞の酸化を防ぐビタミンが豊富に含まれ、保湿力もアップするはちみつ。スプーン2杯程度入れてみましょう。

<米ぬか>
そのまま入れるのではなく、お茶袋に入れ、米ぬかを湯船に浮かべると乳白色のお風呂に。米ぬかに含まれるオイルが皮膚を保湿します。

アロマバスソルトを作る時に気をつけるべき、3つのポイントとは

  1. 精油の中には、柑橘系(オレンジスイート・グレープフルーツなど)やメントール系(ユーカリ・ミント)など、皮膚刺激が強いものもあります。使用するときにはまずは少量から入れるようにして下さい。皮膚刺激が強くないか、必ず確認しましょう。
  2. 精油入りのバスソルトは乳幼児の使用はNGです。妊娠中の方や既往症のある方も注意が必要なため、使用する精油が体調に影響しないか必ず使用前に確認をしてください。
  3. アロマバスソルトを使用した時は、精油が浴槽に残ってしまう可能性がありますので、使用後はお風呂をしっかりと洗うようにしてください。

さいごに

実は私は大人になるまで入浴が大っ嫌いでした。というのも、子供の頃からやんちゃだったので、お風呂に入るよりも、とにかく遊びたかったのです。そのため親に無理やり入浴させられ、すっかりお風呂=面倒くさいものと思うようになりました。

ですが『手作りアロマバスソルト』を知って自分で作るようになってから、今では体調管理にも役立ち、アロマの香りを感じる素敵な時間として、入浴を楽しめるようになりました。

私と同じようなお風呂嫌いの子供(小学生以上のお子さん)がいるご家庭で、ぜひアロマバスソルト作りをしてもらいたいです。

入浴後の肌の状態や体調の違い、そして心の疲れが回復しているのを感じると、アロマバスソルトはやめられないほど楽しくなります。是非、冬のこの時期に作ってみてくださいね。

この記事を書いた人

ヒーリングライフ代表。AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・アドバイザー。子育て中のママや、ワーキングマザー向けにアロマ講座を開催。アロマライターとして執筆活動も行っています。